トランスミッションの大切さ

トランスミッション

ハーレーに限らず、バイクはエンジンで発生した力を直接タイヤに伝えてもスムーズな走行は行えません。発進の時は動いていない状態からタイヤを動かす大きな力が必要ですが、ある程度のスピードが出ると動かす力よりタイヤを早く回る状態にチェンジしなければいけません。バイクでは力が最もあるローギヤで発進し、動き始めたあとに力は無いが速度が出る5速や6速までを徐々につなげていきます。

この役割を担うパーツがトランスミッションです。ハーレーは主に4速から6速のトランスミッションを採用し、現行車種では5速と6速がほとんどです。エンジンの動力は限られているため、少ない力を有効活用すると同時にエンジンへの負担を減らすことができます。また、滑らかな動作を可能にすることから、ライダーの快適性を向上させる大事なパーツです。

ハーレーも走行性と燃費向上のため、6速ギアが追加されています。カスタムを行う場合、ビッグツインはエンジンを分解する必要はありませんが、マフラーなどの分解が必要となるので作業は複雑です。正しい知識と技術を持っていないと安全に取り付けられない可能性があるので、専門ショップやディーラーなどに依頼するのが一般的です。